Pro Tools
®
| Software
および
Pro Tools | HD Software
の新機能
バージョン
12.5
および
12.5.1
ご利用にあたって
© 2016 Avid Technology, Inc., (“Avid”), all rights reserved. Avidの書面による許可なく、本書の一部または全てを複製することは著 作権法により禁じられています。
003, 192 Digital I/O, 192 I/O, 96 I/O, 96i I/O, Adrenaline, AirSpeed, ALEX, Alienbrain, AME, AniMatte, Archive, Archive II, Assistant Station, AudioPages, AudioStation, AutoLoop, AutoSync, Avid, Avid Active, Avid Advanced Response, Avid DNA, Avid DNxcel, Avid DNxHD, Avid DS Assist Station, Avid Ignite, Avid Liquid, Avid Media Engine, Avid Media Processor, Avid MEDIArray, Avid Mojo, Avid Remote Response, Avid Unity, Avid Unity ISIS, Avid VideoRAID, AvidRAID, AvidShare, AVIDstripe, AVX, Beat Detective, Beauty Without The Bandwidth, Beyond Reality, BF Essentials, Bomb Factory, Bruno, C|24, CaptureManager, ChromaCurve, ChromaWheel, Cineractive Engine, Cineractive Player, Cineractive Viewer, Color Conductor, Command|8, Control|24, Cosmonaut Voice, CountDown, d2, d3, DAE, D-Command, D-Control, Deko, DekoCast, D-Fi, D-fx, Digi 002, Digi 003, DigiBase, Digidesign, Digidesign Audio Engine, Digidesign Development Partners, Digidesign Intelligent Noise Reduction, Digidesign TDM Bus, DigiLink, DigiMeter, DigiPanner, DigiProNet, DigiRack, DigiSerial, DigiSnake, DigiSystem, Digital Choreography, Digital Nonlinear Accelerator, DigiTest, DigiTranslator, DigiWear, DINR, DNxchange, Do More, DPP-1, D-Show, DSP Manager, DS-StorageCalc, DV Toolkit, DVD Complete, D-Verb, Eleven, EM, Euphonix, EUCON, EveryPhase, Expander, ExpertRender, Fairchild, FastBreak, Fast Track, Film Cutter, FilmScribe, Flexevent, FluidMotion, Frame Chase, FXDeko, HD Core, HD Process, HDpack, Home-to-Hollywood, HyperSPACE, HyperSPACE HDCAM, iKnowledge, Impact, Improv, iNEWS, iNEWS Assign, iNEWS ControlAir, InGame, Instantwrite, Instinct, Intelligent Content Management, Intelligent Digital Actor Technology, IntelliRender, Intelli-Sat, Intelli-Sat Broadcasting Recording Manager, InterFX, Interplay, inTONE, Intraframe, iS Expander, iS9, iS18, iS23, iS36, ISIS, IsoSync, LaunchPad, LeaderPlus, LFX, Lightning, Link & Sync, ListSync, LKT-200, Lo-Fi, MachineControl, Magic Mask, Make Anything Hollywood, make manage move|media, Marquee, MassivePack, MassivePack Pro, Maxim, Mbox, Media Composer, MediaFlow, MediaLog, MediaMix, Media Reader, Media Recorder, MEDIArray, MediaServer, MediaShare, MetaFuze, MetaSync, MIDI I/O, Mix Rack, Moviestar, MultiShell, NaturalMatch, NewsCutter, NewsView, NewsVision, Nitris, NL3D, NLP, NSDOS, NSWIN, OMF, OMF Interchange, OMM, OnDVD, Open Media Framework, Open Media Management, Painterly Effects, Palladiium, Personal Q, PET, Podcast Factory, PowerSwap, PRE, ProControl, ProEncode, Profiler, Pro Tools, Pro Tools|HD, Pro Tools LE, Pro Tools M-Powered, Pro Transfer, QuickPunch, QuietDrive, Realtime Motion Synthesis, Recti-Fi, Reel Tape Delay, Reel Tape Flanger, Reel Tape Saturation, Reprise, Res Rocket Surfer, Reso, RetroLoop, Reverb One, ReVibe, Revolution, rS9, rS18, RTAS, Salesview, Sci-Fi, Scorch, ScriptSync, SecureProductionEnvironment, Shape-to-Shape, ShuttleCase, Sibelius, SimulPlay, SimulRecord, Slightly Rude Compressor, Smack!, Soft SampleCell, Soft-Clip Limiter, SoundReplacer, SPACE, SPACEShift, SpectraGraph, SpectraMatte, SteadyGlide, Streamfactory, Streamgenie, StreamRAID, SubCap, Sundance, Sundance Digital, SurroundScope, Symphony, SYNC HD, SYNC I/O, Synchronic, SynchroScope, Syntax, TDM FlexCable, TechFlix, Tel-Ray,
Thunder, TimeLiner, Titansync, Titan, TL Aggro, TL AutoPan, TL Drum Rehab, TL Everyphase, TL Fauxlder, TL In Tune, TL MasterMeter, TL Metro, TL Space, TL Utilities, tools for storytellers, Transit, TransJammer, Trillium Lane Labs, TruTouch, UnityRAID, Vari-Fi, Video the Web Way, VideoRAID, VideoSPACE, VTEM, Work-N-Play, Xdeck, X-Form, and XMON are either registered trademarks or trademarks of Avid Technology, Inc. in the United States and/or other countries. Bonjour、Bonjourロゴ、BonjourシンボルはApple Computer, Inc.
の商標です。 ThunderboltおよびThunderboltロゴは、米国およびその他の国にお けるIntel Corporationの商標です。 この製品は、米国またはその他の国の1つまたは複数の特許によって保護 されている場合があります。詳細については、www.avid.com/patents でご確認ください。 製品の機能、仕様、システム要件、および販売・在庫は、予告なく変更 されることがあります。
iii
第
1
章 バージョン12.5
および12.5.1
のPro Tools | Software
とPro Tools | HD Software
の新機能. . . 1
Pro Tools 12.5
の新機能と改善点. . . 1
Pro Tools 12.5.1
の新機能と改善点. . . 2
システムの必要条件と互換性情報
. . . 2
Pro Tools
のマニュアルで使用される表記法. . . 2
第
2
章Pro Tools Cloud . . . 3
クラウドでのコラボレーション
. . . 3
Avid
マスター・アカウント. . . 3
第3
章Pro Tools
のプロジェクト. . . 5
Pro Tools
のプロジェクト. . . 5
Avid
マスター・アカウントのサインインとサインアウト. . . 6
ダッシュボード・ウィンドウ. . . 6
テンプレートを使用して新しいセッションを作成する. . . 9
新しい空のプロジェクトを作成する. . . 10
最近使用したプロジェクトを開く. . . 11
プラグインを非アクティブにしてプロジェクトを開く. . . 11
セッション・データのインポート. . . 12
プロジェクトの保存. . . 13
セッションをプロジェクトとして保存する. . . 13
プロジェクトをセッションとして保存する. . . 14
プロジェクトのメタデータ. . . 15
プロジェクトを閉じる. . . 16
プロジェクト名の変更. . . 16
ローカル・キャッシュの削除. . . 16
プロジェクトの削除. . . 17
クラウドからプロジェクトを復元する. . . 17
最新の自動バックアップを開く. . . 18
目次
第
4
章 アーティスト・チャット・ウィンドウ. . . 19
プロファイルの設定. . . 20
連絡先. . . 21
通知. . . 22
プロジェクト. . . 23
チャット. . . 26
チャット・メッセージまたはプロジェクト・メッセージの編集. . . 30
チャット・メッセージとプロジェクト・メッセージのフィルタリング. . . 30
絵文字と記譜のパネル. . . 30
プロジェクト・リストまたはチャット・リストでアイテムのピン留めやピンの解除を行う. . . 31
アーティスト・チャットのオフラインとオンラインを切り替える. . . 32
第5
章 トラックのコラボレーション. . . 33
プロジェクトの共有とコラボレーション. . . 33
共有される項目. . . 33
共有されない項目. . . 35
プロジェクトの所有権. . . 35
トラックの所有権とトラック・データの競合. . . 35
編集ウィンドウのトラック・コラボレーション・ツール. . . 35
トランスポート・ウィンドウのトラック・コラボレーション・ツール. . . 36
グローバル・トラック・コラボレーション・ツール. . . 36
編集ウィンドウとミックス・ウィンドウのトラック・コラボレーション・コントロール. . . 40
トラック・コラボレーションの各種コントロール. . . 41
ルーラー・コラボレーションの各種コントロール. . . 45
コラボレーションの初期設定. . . 48
第6
章 その他の機能拡張. . . 49
QuickTime
へのバウンス時にタイムコード・トラックを置き換える. . . 49
Avid Interplay
が搭載されたPro Tools
でのXDCAM AirSpeed
ワークフローのサポート. . . 50
第
7
章Pro Tools 12.5.1
の新機能. . . 51
ダッシュボードを使用したプロジェクト・コラボレーションの招待機能
. . . 51
1
第
1
章:バージョン
12.5
および
12.5.1
の
Pro Tools |
Software
と
Pro Tools | HD Software
の新機能
バージョン
12.5
および12.5.1
のPro Tools
®Software
と
Pro Tools | HD Software
で は、Mac OS X
とWindows
の対応バージョン向け新機能が追加され、 一部の機能が改善されています。Pro Tools 12.5
の新機能と改善点
Pro Tools Cloud
Pro Tools
には、Avid
マスター・アカウントに関連付 けられている一定量のクラウド・ストレージが付属し ています。Pro Tools
プロジェクト
Pro Tools 12.5
には、Pro Tools
のプロジェクトを使 用するクラウド・コラボレーション機能が導入されて います。「プロジェクト」と呼ばれる新しいセッション・ タイプを作成できるようになりました。プロジェクトは、 クラウドに対応したセッションです。プロジェクトは、Avid
マスター・アカウントに関連付けられたAvid
ク ラウド・アカウントに保存されます。プロジェクトを 使用すると、他のPro Tools
ユーザーをプロジェクト に招待し、トラックごとにコラボレーションを行うこ とができます。同様に、他のPro Tools
ユーザーから プロジェクトへの招待を受けて、コラボレーションを 行うこともできます。アーティスト・チャット
アーティスト・チャット機能を使用すると、他のPro
Tools
ユーザーを検索してプロジェクトに招待し、コラ ボレーションを行うことができます(他のユーザーか らプロジェクトへの招待を受けることもできます)。コラ ボレーション・プロセスの実行中は、テキスト・チャッ ト機能を使用して他のユーザーとコミュニケーション をとることができます。トラックベースのコラボレーション
Pro Tools
では、プロジェクトをクラウドにアップロー ドし、同じプロジェクト上で他のユーザーとトラック ごとにコラボレーションを行うことができます。その他
Pro Tools 12.5
には、以下に示す機能と改善点も導入 されています。• QuickTime Bounce
を使用したタイムコードのエク スポート機能•
[再生サーバーに送信](Send to Playback
)オプショ ンでXDCAM MXF
メディアを使用するためのPro
Tools Avid Interplay
の拡張• Pro Tools 12.5
には、更新されたAVE
(Avid Video
Engine
)も付属しています。AVE
は、一般的なコー ドベースの更新機能です。そのため、このバージョ ンのAVE
に新機能が導入されているわけではあり ませんが、全体的な安定性が向上しています。2
Pro Tools 12.5.1
の新機能と改善点
•
ダッシュボードを使用したプロジェクト・コラボ レーションの招待機能•
チャット・ウィンドウでプロジェクトを開く機能システムの必要条件と互換性情報
Avid
は、動作確認が行われたハードウェアとソフト ウェアに対してのみ互換性を保証し、サポートを提供 します。 システムの完全な必要条件と推奨コンピュータ、オペ レーティング・システム、ハード・ドライブ、サード パーティ機器については以下をご覧ください。www.avid.com/compatibility
Pro Tools
のマニュアルで使用される
表記法
Pro Tools
のマニュアルでは、メニューの選択、キー ボード・コマンド、マウス・コマンドを以下の表記法 に従って示します。 : 画面に表示される[コマンド](Commands)、[オプ ション](Options)、[設定](Settings)の名前はそれ ぞれフォントが異なります。 重要な情報については、以下の記号が使用されてい ます。 表記法 アクション [ファイル](File)> [保存](Save) [ファイル](File)メニューから [保存](Save)を選択します。 Control+N Controlキーを押したまま、Nキー を押します。 Control-クリック Controlキーを押したまま、マウ スボタンをクリックします。 右クリック 右側のマウスボタンをクリックし ます。 システムを最大限に活用する上で役立つヒント です。 データやシステムのパフォーマンスに影響する 重要な注意を記載しています。 コンピューターのキーボードやマウスで使用で きる便利なショートカットを紹介しています。 このマニュアルとその他のAvid
マニュアルの セクションの関連セクションを示すクロスリ ファレンスです。3
第
2
章:
Pro Tools Cloud
Pro Tools
を契約すると、標準サポートを受けることがで きるだけでなく、Avid
マスター・アカウントに付属する一 定量のクラウド・ストレージも使用することができます。Pro Tools 12.5
の永続ライセンスを購入すると(または、Pro Tools 12.5
の永続ライセンスにアップグレードす ると)、バージョン12.5
のソフトウェアを無期限で使用 することができますが、標準サポート契約とクラウド・ス トレージについては有効期限が設定されています。 製品を契約した場合も永続ライセンスを購入した場合も、 追加のストレージやサポート契約オプションをいつでも 購入することができます。 詳細については、以下のサイトを参照してください。http://www.avid.com/pro-tools
クラウドでのコラボレーション
Pro Tools
では、セッションだけでなくプロジェクトも作 成することができます。プロジェクトはセッションと似 ていますが、ローカルのコンピュータで使用するのでは なく、Avid
クラウド・アカウントで使用する点が異なり ます。Avid
マスター・アカウントを使用すると、バー ジョン12.5
以降の認証済みPro Tools
がインストールさ れているオンライン状態のすべてのコンピュータから、 プロジェクトとそれに関連するメディアにアクセスする ことができます。また、バージョン12.5
以降のPro Tools
を使 用 し てい る 世界 中 の
Avid Artist Community
の ユーザーと、個別のトラック単位でコラボレーションを 行うことができます(クラウドにアクセスできる環境が 必要です)。 プロジェクトを使用すると、以下のことが可能になります:•
自分専用のストレージ・スペースにセッションをポス トする•
オンラインとオフラインを切り替えて作業を行う(ただ し、初めてプロジェクトを作成する場合は、オンライ ン状態でサインインする必要があります)•
他のユーザーをプロジェクトに招待してコラボレー ションを行う• Pro Tools
で直接テキスト・チャットを使用して他の 参加者とコミュニケーションをとる• Avid
マーケットプレイスでつながりを広げるAvid
マスター・アカウント
Avid
マスター・アカウントを使用すると、すべてのユー ザー・アカウントと認証情報に簡単にアクセスすること ができます。Avid
マスター・アカウントに登録するには、Avid.com
にアクセスして[サインイン](Sign In
)をク リックします。[
Avid
マスター・アカウントを作成する](Create Avid
Master Account
)の下で、必須フィールドに情報を入力 します。 マスター・アカウントは、複数のセクションに分かれて います。Avid
サポート・センター、ダウンロード・セン ター、Avid
コミュニティは、それぞれリンクされている 必要があります。すでにアカウントを持っている場合は、 [このアカウントをリンク](Link this account
)を選択します。[アカウントの作成](
Create Account
)を選択 した場合は、必須フィールドに情報を入力して[送信] (Submit
)をクリックします。 ポータル・アカウントがすでに作成されていて、マスター・ アカウントを作成したときと同じE
メール・アドレスを使 用している場合は、ポータル・アカウントとケース履歴が すでにリンクされているため、[マイ・アカウントにアク セス](Access my account
)ボタンが画面に表示されます。4
Avid
マスター・アカウントに各種アカウント
をリンクする
以下のアカウントをマスター・アカウントにリンクする ことができます。• account.avid.com
(「MyDigi
」アカウントを持ってい る場合は、このアカウントがすでに登録されています)• Avid Store
(shop.avid.com
)•
ダウンロード・センター(esd.avid.com
)• Avid
ビデオ・コミュニティ(community.avid.com
)•
サ ー ビ ス お よ び カ ス タ マ ー・サ ポ ー ト・ポ ー タ ル (http://www.avid.com/learn-and-support/contact-support
) これらのアカウントをマスター・アカウントにリンクす ると、アカウントのログイン情報を一度入力するだけで、 すべてのアカウントにアクセスできるようになります。ユーザー名とパスワードの変更
Avid
マスター・アカウントにログインしてページ右上の [マイ・アカウント](My Account
)を選択すると、ログ インの認証情報を変更することができます。必要な情報 を入力したら、現在のユーザー名またはパスワードの横 にある[変更](change
)リンクをクリックして、認証 情報を変更します。E
メール・アドレスの変更
Avid
マスター・アカウントにリンクされているE
メー ル・ア ド レ ス を 変 更 す る に は、以 下 の サ イ ト に あ る フォームに必要な情報を入力して、変更要求を送信して ください。avid.force.com/Support/RegistrationCaseCreation
5
第
3
章:
Pro Tools
のプロジェクト
Pro Tools
のプロジェクト
Pro Tools
のプロジェクトは、オンライン・セッションに 似ています。プロジェクトを使用すると、オンライン状 態の任意のシステムからセッションにアクセスすることが できます。また、プロジェクトを使用して、他のユーザー とリモートでコラボレーションを行うこともできます。Pro Tools
は、ローカルのプロジェクトとそれに関連する メディアを、オンライン・アカウントに自動的に同期し ます。 初めてプロジェクトを作成する場合はオンライン状態に なっている必要がありますが、その後は、サインインした ままオフライン状態で作業を行うことができます。オフラ イン状態からオンライン状態に戻ると、Pro Tools
とAvid
アプリケーション・マネージャーにより、ローカル・プロ ジェクトとオンライン・アカウントが同期されます。この 同期プロセスはバックグラウンドで実行され、Pro Tools
のタスク・マネージャー([ウィンドウ](Window)> [タスクマネージャ](Task Manager)を選択)でモニ ターすることができます。 プロジェクトのデータとメディアはバンドルされてローカ ルのストレージにキャッシュされますが、ファイル・シス テム内を移動してプロジェクトを開くことはできません。 プロジェクトにアクセスするには、Pro Tools
のダッシュ ボードを使用する必要があります。ダッシュボード上では、 プロジェクトとセッションはプロジェクト・アイコンで 区別されます。 [コピーを保存](Save Copy In)コマンドを使用すると、 セッションをプロジェクトとして保存することができ ます。この操作により、既存のセッションがクラウド・ コラボレーション用のプロジェクトとして保存されます。 同様に、プロジェクトをセッションとして保存することも できます。完了したプロジェクトをアーカイブする際に、 プロジェクトをセッションとして保存することをお勧め します。こうすることにより、Avid
クラウド・アカウン トのストレージ領域を解放することができます。共有プロジェクトと所有権
プロジェクトを作成したユーザーが、そのプロジェクトの 所有者になります。プロジェクトにポストされたメディ アは、そのメディアをポストしたのがプロジェクトの所 有者であるか参加者であるかにかかわらず、すべてプロ ジェクト所有者のストレージ割り当て量としてカウント されます。ポストされたメディアが参加者のストレージ 割り当て量としてカウントされることはありません。 ダッシュボード上のプロジェクト・アイコンにカーソル を置くと、そのプロジェクトの名前と所有者を示すツー ルチップが表示されます。 メタデータ・インスペクター([ウィンドウ](Window)> [メタデータインスペクター](Metadata Inspector)を選 択)で、プロジェクトの所有者を確認することもできます。 プロジェクト・アイコン プロジェクトの名前と所有者を示すツールチップ6
ローカル・キャッシュの場所の設定
プロジェクトのすべてのデータとメディアは、Avid
クラ ウド・アカウントとローカル・キャッシュの両方に保存 されます。ローカルのプロジェクト・キャッシュは、デ フォルトでシステム・ドライブに保存されます。ただし、Pro Tools
のパフォーマンスを最適化するには、オーディ オの録音でシステム・ドライブを使用するのではなく、 可能であればローカル・プロジェクト・キャッシュを外 部ドライブに設定することをお勧めします。プロジェク ト・キャッシュの保存場所は、Pro Tools
の操作初期設 定で変更することができます。 ローカルのプロジェクト・キャッシュの保存場所を設定するには: 1[設定](Setup)>[初期設定](Preferences)を選 択します。 2[操作](Operation)タブをクリックします。 3[プロジェクト・メディア・キャッシュ](Project Media Cache)の[変更](Change)ボタンをクリックします。 4 [開く](Open
)ダイアログで、プロジェクト・メディ ア・キャッシュを保存する場所に移動して[開く] (Open)をクリックします。Avid
マスター・アカウントのサインイン
とサインアウト
プロジェクトの作成や起動を行うには、最初にAvid
マ スター・アカウントにサインインする必要があります。Avid
マスター・アカウントは、Pro Tools
に登録すると きに作成します。アカウントにサインインしてプロジェ クトの作成や起動を行うと、オンラインとオンラインの どちらで作業を行うかを選択することができます。 Avidマスター・アカウントにサインインするには: 1 以下のいずれかを行います。•
ダッシュボード・ウィンドウで、[サインイン](Sign In) をクリックします。•
ダッシュボード・ウィンドウで、Command+S
キー (Mac
の場合)またはControl+S
キー(Windows
の場合)を押します。
• Pro Tools
で、[ファイル](File)>[サインイン](SignIn)を選択します。 2
Avid
マスター・アカウントのE
メール・アドレスと パスワードの入力画面が表示されます。 3[サインイン](Sign In)をクリックします。 Avidマスター・アカウントからサインアウトするには、以下の いずれかを行います: ダッシュボード・ウィンドウで、[サインアウト](Sign Out)をクリックします。 ダッシュボード・ウィンドウで、Command+S
キー (Mac
の場合)またはControl+S
キー(Windows
の場合)を押します。
Pro Tools
で、[ファイル](File)>[サインアウト](SignOut)(<ユーザー名>)を選択します。
ダッシュボード・ウィンドウ
Pro Tools
を初めて起動すると、ダッシュボード・ウィ ンドウが表示されます。ダッシュボードを使用すると、 新しいプロジェクトの作成や既存のプロジェクトの起動 をすばやく簡単に行うことができます。起動時にダッシュ ボードを表示するかどうかは、Pro Tools
の表示初期設 定([設定](Settings)>[初期設定](Preferences)> [表示](Display)を選択)で指定することができます。 Avidマスター・アカウントへのサインイン7
Pro Tools
を初めて起動すると、ダッシュボード・ウィン ドウが表示されます。このダッシュボードで、以下のい ずれかの操作を行います。•
テンプレートを使用して新しいプロジェクトを作成 する。•
新しい空のプロジェクトを作成する。•
最後に使用した10
件のセッションまたはプロジェク トを開く。•
システム内の他のセッションを開く。•
自分が作成したプロジェクト、または現在コラボレー ションを行っているプロジェクトを開く。 ダッシュボード・ウィンドウを起動または終了するには、以下の いずれかを行います: [ファ イル](File)>[新 規](New)を 選 択 す る か、Command+N
キー(Mac
の場合)またはControl+N
キー(Windows
の場合)を押します。[フ ァ イ ル](File)>[プ ロ ジ ェ ク ト を 開 く](Open
Project)を選択するか、
Command+Option+N
キー (Mac
の場合)またはControl+Alt+N
キー(Windows
の場合)を押します。
ダッシュボードのコマンド、オプション、設定
ダッシュボードには、セッションとプロジェクトの作成 や起動を行うためのオプションが用意されています。 ダッシュボードのグローバルなコマンドと設定 サインイン/
サインアウト(Sign In/Out
)[サインイン/
サインアウト](Sign In/Out
)リンクは、すべてのタブ で表示されます。Avid
マスター・アカウントにサインイ ンするには、[サインイン](Sign In)をクリックします。 アカウントにサインインすると、自分が所有するすべて のプロジェクトでのAvid
クラウド・ストレージの使用量 がパーセンテージで表示されます。他のユーザーが所有 している共有プロジェクトにメディアをポストすると、 そのメディアの使用量は、そのプロジェクトの所有者の クラウド・ストレージ割り得て量に対してカウントされ ます。アカウントからサインアウトするには、[サインア ウト](Sign Out)をクリックします。ディスクから開く(
Open from Disk
)(セッション専用オプション)ローカル・システムに保存されているセッ ションに移動してそのセッションを開くには、このオプ ションをクリックします。
Command+O
キー(Mac
の 場合)またはControl+O
キー(Windows
の場合)を押 しても、同じ操作が実行されます。 キャンセル(Cancel
)プロジェクトの作成や起動を行 うことなくダッシュボード・ウィンドウを終了するには、 このオプションをクリックします。作成(
Create
)/
開く(Open
)[作成](Create)をク リックするとダッシュボードが終了し、入力したプロ ジェクト設定を使用して新しいプロジェクトが作成され ます([作成](Create)タブのみ)。[開く](Open)をク リックすると、選択したプロジェクトが開きます([最近] (Recent)タブと[プロジェクト](Project)タブのみ)。Return
キー(Mac
の場合)またはExit
キー(Windows
の場合)を押しても、プロジェクトの作成や起動を行う ことができます。 起動時に表示(Show on Startup
)このオプションを 無効にすると、Pro Tools
の起動時にダッシュボードが表 示されなくなります。Pro Tools
の起動時にもう一度ダッ シュボードを表示させるには、[設定](Settings)>[初期 設定](Preferences)>[表示](Display)を選択して [Pro Toolsの起動時にダッシュボードウィンドウを表示] (Show Dashboard window when Pro Tools starts)オプションを有効にします。
8 [作成]タブの設定 [作成](Create)タブが表示されない場合は、以下のいずれか を行います。 ダッシュボードで[作成](Create)タブをクリック します。 ダッシュボードで、
Command+1
キー(Mac
の場合) またはControl+1
キー(Windows
の場合)を押し ます。 ダッシュボードで、Command
キーを押しながら上下 の矢印キーを押してタブを切り替えます。
Pro Tools
で、[ファイル](File)>[新規作成](CreateNew)を選択するか、
Command+N
キー(Mac
の 場合)またはControl+N
キー(Windows
の場合)を 押します。
Pro Tools
で、[ファイル](File)>[新規作成](CreateNew)を選択するか、
Command+N
キー(Mac
の 場合)またはControl+N
キー(Windows
の場合)を 押します。 タイプ(Type
)このオプションを使用して、プロジェク ト(クラウド)とセッション(ローカル)のどちらのタイ プを作成するのかを指定します。Command
キーを押し ながら左右の矢印キーを押すか(Mac
の場合)、Control
キーを押しながら左右の矢印キーを押すと(Windows
の場合)、タイプを切り替えることができます。 名前(Name
)プロジェクトの名前を入力します。テンプレートから作成(
Create from Template
)テ ン プレートを使用してプロジェクトを作成する場合は、この オプションを有効にします。 テンプレートグループ(Template Group
)確認した いテンプレート・グループを選択します。Option
キーを 押しながら上下の矢印キーを押すか(Mac
の場合)、Alt
キーを押しながら上下の矢印キーを押すと(Windows
の場合)、使用可能なテンプレート・グループをスクロー ルすることができます。 ファイル・タイプ(File Type
)プロジェクトのファイル・ タイプ(WAV
またはAIFF
)を設定します。Command+F
キー(Mac
の場合)またはControl+F
キー(Windows
の場合)を押すと、2
つのファイル・タイプを切り替え ることができます。 サンプル・レート(Sample Rate
)プロジェクトのサ ンプル・レートを設定します。Command+R
キー(Mac
の場合)またはControl+R
キー(Windows
の場合)を 押すと、画面をスクロールすることができます。 ビット・デプス(Bit Depth
)プロジェクトのビット・ デプス(16
ビット、24
ビット p、または32
ビットの浮 動小数点)を設定します。Command+B
キー(Mac
の 場合)またはControl+B
キー(Windows
の場合)を押 すと、使用可能なオプションを切り替えることができ ます。I/O
設定(I/O Settings
)プロジェクトで使用するI/O
設定を指定します。
Command+I
キー(Mac
の場合)ま たはControl+I
キー(Windows
の場合)を押すと、使用 可能なI/O設定のオプションを切り替えることができます。 インターリーブ(Interleaved
)このオプションを有効 にすると、インターリーブ・ステレオのオーディオ・ファ イルがプロジェクト内に作成されます。Command+G
キー(Mac
の場合)またはControl+G
キー(Windows
の場合)を押すと、[インターリーブ](Interleaved)オプ ションの有効と無効を切り替えることができます。保存場所を選択(
Prompt for Location
)(セッショ ン専用オプション)こ の オ プ シ ョ ン を 有 効 に す る と、 セッションの保存場所を指定するためのプロンプトが表 示されます。[保存場所を選択](Prompt for Location)オプションを有効にすると、[場所](Location)オプショ ンが自動的に無効になります。 場所(
Location
)(セッション専用オプション)セッショ ン の デ フ ォ ル ト の 保 存 場 所 を 指 定 す る に は、[場 所] (Location)ボタンをクリックします。[場所](Location) オプションを有効にすると、[保存場所を選択](Prompt for Location)オプションが自動的に無効になります。 [最近]タブ [最近](Recent)タブを表示するには、ダッシュボード で[最近](Recent)タブをクリックするか、Command+2
キー(Mac
の場合)またはControl+2
キー(Windows
の場合)を押します。[最近](Recent)タブには、最後 に使用したセッションとプロジェクトが
10
件表示され ますが、それ以外には、このタブ固有のコマンド、オプ ション、設定は表示されません。リスト内のプロジェク トをダブルクリックすると、そのプロジェクトが開き ます。ログインしていない場合、最近使用したプロジェ クトは表示されません。9
[プロジェクト]タブ
[プロジェクト](Project)タブを表示するには、ダッシュ ボードで[プロジェクト](Project)タブをクリックするか、
Command+3
キー(Mac
の場合)またはControl+3
キー (Windows
の場合)を押します。[プロジェクト](Projects) タブには、自分が作成してクラウドに保存したプロジェ クト、または現在コラボレーションを行っているプロ ジェクトがすべて表示されます。リスト内のプロジェクト をダブルクリックすると、そのプロジェクトが開きます。 ログインしていない場合、プロジェクトは表示されません。 ダッシュボードのその他のキーボード・ショート カット フォーカスされているテンプレート・リスト、セッショ ン・リスト、プロジェクト・リスト内を移動するには、 上下の矢印キーを押すか(Mac
の場合)、Alt
キーを押し ながら上下の矢印キーを押します(Windows
の場合)。 表 示 さ れ て い る リ ス ト の 先 頭 の 項 目 を 選 択 す る に はHome
キーを押し、最後の項目を選択するにはEnd
キー を押します。この操作は、Mac
とWindows
で共通です。 フォーカスされているテンプレート・リスト、セッショ ン・リスト、プロジェクト・リストを上方向にスクロー ルするにはPage Up
キーを押し、下方向にスクロールす るにはPage Down
キーを押します。この操作は、Mac
とWindows
で共通です。起動時のダッシュボードの表示と非表示を切
り替える
起動時にダッシュボードを表示または非表示にするには、次のい ずれかを行います。 ダッシュボードで、[起動時に表示](Show on startup) オプションを有効(または無効)にします。 [設定](Setup)>[初期設定](Preferences)と移 動して、「初期設定を表示」ページの警告とダイアロ グ・セクションで、[Pro Tools起動時にダッシュボー ドウィンドウを表示](Show Dashboard windowwhen Pro Tools starts)オプションを選択または選 択解除します。選択すると表示され、選択を解除する と非表示になります。[OK]をクリックします。
テンプレートを使用して新しいセッション
を作成する
テンプレートを使用して新しいプロジェクトを作成するには: 1 ダッシュボードで[作成](Create)タブをクリック するか(表示されていない場合)、Command+1
キー (Mac
の場合)またはControl+1
キー(Windows
の場合)を押します。 2[タイプ](Type)オプションで、[プロジェクト(クラ ウド)](Project (cloud))または[セッション(ロー カル)](Session (local))を選択します。 3[名前](Name)フィールドで、プロジェクト名を入 力します。
4[テンプレートから作成](Create From Template)オ プションを有効にします。 5[テンプレートグループ](Template Group)ポップアッ プ・メニューで、使用するテンプレートのカテゴリを 選択します([ギター](Guitar)や[ソングライター] (Songwriter)など)。 6 右側のリストで、使用するテンプレートを選択します。
[テンプレートから作成](Create From Template)オプショ ンが有効になっている状態のダッシュボード
10
7 いずれかのプロジェクト・パラメーターを変更する場
合は、以下のいずれかを行います。
•
[オーディオファイルタイプ](Audio File Type)(WAVまたはAIF)を選択します。
•
[ビットデプス](Bit Depth)(16ビット、24ビット、 または32ビットの浮動小数点数)を選択します。•
[サンプルレート](Sample Rate)を選択します。•
インターリーブ・マルチチャンネル・オーディオ・ファ イルを作成するには、[インターリーブ](Interleaved) を有効にします。•
セッションの場合のみ:[保存場所を選択](Prompt for location)オプションまたは[場所](Location)オプ ションを選択します。[場所](Location)オプション を選択すると、[場所](Location)ボタンをクリック して、セッションを保存するデフォルトの場所を指定 できます。 8[作成](Create)をクリックします。 9 セッションの場合のみ:保存ダイアログで、セッショ ンを保存する場所を選択して[保存](Save)をク リックします。新しい空のプロジェクトを作成する
新しい空のプロジェクトを作成するには: 1 ダッシュボードで[作成](Create)タブをクリック するか(表示されていない場合)、Command+1
キー (Mac
の場合)またはControl+1
キー(Windows
の場合)を押します。 2[タイプ](Type)オプションで、[プロジェクト(クラ ウド)](Project (cloud))または[セッション(ロー カル)](Session (local))を選択します。 3[名前](Name)フィールドで、プロジェクト名を入 力します。
4[テンプレートから作成](Create From Template)
オプションが選択解除されていることを確認します。
5 いずれかのプロジェクト・パラメーターを変更する場
合は、以下のいずれかを行います。
•
[オーディオファイルタイプ](Audio File Type()WAVまたはAIF)を選択します。
•
[ビットデプス](Bit Depth)(16ビット、24ビット、 または32ビット浮動小数点数)を選択します。•
[サンプルレート](Sample Rate)を選択します。•
プロジェクトで使用する[I/O設定](I/O Settings)を選択します。既存の
I/O
設定の中から選択するか、 新たに作成した[I/O設定](I/O Settings)を選択し ます。•
インターリーブ・マルチチャンネル・オーディオ・ファ イルを作成するには、[インターリーブ](Interleaved) を有効にします。•
セッションの場合のみ:[保存場所を選択](Prompt for location)オプションまたは[場所](Location)オプ ションを選択します。[場所](Location)オプション を選択すると、[場所](Location)ボタンをクリック して、セッションを保存するデフォルトの場所を指定 できます。 6[作成](Create)をクリックします。 7 セッションの場合のみ:保存ダイアログで、セッショ ンを保存する場所を選択して[保存](Save)をク リックします。Mac
とWindows
との互換性を保つために、ファ イル・タイプをBWF
(.WAV
)に設定してくだ さい。 ダッシュボードで新しいセッションを作成11
最近使用したプロジェクトを開く
最近使用したプロジェクトを開くには:
1 ダッシュボードで[最近](Recent)を選択するか、
Command+2
キー(Mac
の場合)またはControl+2
キー(Windows
の場合)を押します。 2 右側のリストで、最近使用した10
件のセッションまた はプロジェクトのいずれかを選択します。サインイン していないと、リストにプロジェクトは表示されない ことに注意してください。 3[開く](Open)をクリックします。プラグインを非アクティブにしてプロジェ
クトを開く
Pro Tools
では、すべてのプラグインを非アクティブな状 態にしてプロジェクトを開くことができます。多数のプ ラグインを使用するプロジェクトを開く場合は時間がか かることがありますが、プラグインを非アクティブにす ることにより、プロジェクトをすばやく開いて内容を確 認し、プラグインを使用しないオーディオの再生をすば やく行うことができます。プラグインをアクティブな状 態にしてプロジェクトを開き直す場合も、簡単に実行す ることができます。 すべてのプラグインを非アクティブにしてPro Toolsのプロ ジェクトを開くには:1
Pro Tools
で、[ファイル](File)>[プロジェクトを開く] (Open Project)を選択します。 2 ダッシュボードのプロジェクト・リストで、目的のプ ロジェクトを選択します。 3Shift
キーを押しながら[開く](Open)をクリックし ます。 すべてのプラグインをアクティブにしてプロジェクトを開き直 すには、以下のいずれかを行います: [ファイル](File)>[前回保存した状態に戻す](Revert To Saved)を選択します(セッションの場合のみ)。 [ファイル](File)>[最近のセッションを開く](Open Recent)を選択し、サブメニューで一番新しいプロ ジェクトを選択します。Pro Tools
を初めて起動した場合(または、[ファ イル](File
)>
[最近のセッションを開く](Open
Recent
)>
[クリア](Clear
)を選択して[最近 のセッション](Recent Sessions
)リストをクリ アした場合)、[最近のセッションを開く](Open
Recent
)オプションは選択できません。 最近使用したセッション/プロジェクトのリストが表示された ダッシュボードCommand+Shift+O
キー(Mac
の場合)またはControl+Shift+O
キー(Windows
の場合)を押 すと一、番新しいプロジェクトが開きます。 すべてのプラグインをアクティブにしてセッショ ンを開く代わりに、Command+Control
キーを押 しながらプラグインをクリックするか(Mac
の場 合)、Control+Start
キーを押しながらプラグイン をクリックして(Windows
の場合)、プラグイン を個別にアクティブにすることもできます。行全 体のプラグインをアクティブにするには、その行 のいずれかのプラグインをCommand+Option+
Control
キーを押しながらクリックするか(Mac
の場合)、Control+Alt+Start
キーを押しながらク リックします(Windows
の場合)。12
セッション・データのインポート
[セッションデータをインポート](Import Session Data)
コマンドまたはドラッグ&ドロップ操作を使用して、別の
Pro Tools
セッションから現在のPro Tools
プロジェク トにデータをインポートしてメディアをコピーすること ができます。トラックをインポートしたり、インポート するセッション・データ(オートメーションやルーティ ングなど)を選択することもできます。また、メイン・ プレイリストのオプションをインポートして、既存のオ プションを置き換えたり、既存のトラックに要素を重ね ることもできます。 トラックやトラックの属性をプロジェクトにインポートする には: 1 新しいプロジェクトを作成して開くか、既存のプロ ジェクトを開きます。 2 以下のいずれかを行います。•
[ファイル](File)>[インポート](Import)>[セッ ションデータ](Session Data)を選択し、データを インポートするセッションを選択して[開く](Open) をクリックします。•
ワークスペース・ブラウザ、Windows Explorer
、また はMac Finder
から、編集ウィンドウの空いている場 所かトラック・リストに、インポートするトラックや 属性のあるセッション・ファイルをドラッグします。 3 セッションの[フェーダーゲイン](Fader Gain)設定 がプロジェクトの設定と異なる場合は、[セッション データをインポート](Import Session Data
)ダイ アログが表示される前に、フェーダー・ゲインを変更 するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。 4 [ソース](Source
)セクションで、各トラック名の 右にあるポップアップメニューをクリックすること によってインポートするトラックを選択し、[新規ト ラック](New Track)を選択します。 5 選択したトラックごとに、新規のトラックとしてイン ポートするか、または既存のトラックへインポートす るかをポップアップメニューで選択できます。[トラッ クを一致](Match Tracks)をクリックすると、同じ 名前のインポート元トラックとインポート先トラッ クを自動的に一致させます。 6[インポートするトラックデータ]ポップアップメニュー からインポートするトラックのデータを選択します。 7[メ イ ン プ レ イ リ ス ト オ プ シ ョ ン](Main Playlist Options)から、ソース・トラックのインポート方法 を選択します。 8 場合によっては、[オーディオメディアオプション]と [ビデオメディアオプション]のポップアップメニュー から、メディア・ファイルのインポート方法を選択し ます。 9 インポートしたデータの[タイムコードマッピング](Time Code Mapping)オプションを選択します。
10 プロジェクトのサンプル・レートが異なる場合は、
[ソースのサンプルレート](Source Sample Rate)
ポップアップ・メニューでソース・セッションのサン プル・レートを選択します。 11 ソース・セッションから拍子とテンポのマップをイン ポートす るに は、[テンポ / 拍子マップ](Import Tempo/Meter Map)オプションを選択します。 12 ソース・セッションから調号をインポートするときは、
[調号マップ](Import Key Signature Map)オプショ ンを選択します。
13 ソース・セッションからマーカーとメモリーロケー
ションをインポートするには、[マーカー/メモリーロ ケーション](Import Marker/Memory Locations)オ プションを選択します。
14 ウィンドウ構成をインポートするには、[ウィンドウ
構成](Import Window Configurations)オプショ ンを選択します。
15
Pro Tools HD
でソース・セッションからマイクプリ 設 定 を イ ン ポ ー ト す る と き は、[マ イ ク プ リ 設 定] (Import Mic Pre Settings)を選択します。 複数のトラックを選択するには、いずれかのトラックのポップアップメニューを
Option-
クリッ ク(Mac
)またはAlt-
クリック(Windows
)し、 [新規トラックとしてインポート]を選択します。 サラウンド・ミキシングに対応していないPro
Tools
システムの場合は、ソーストラック・リス トにサラウンド・トラックは表示されません。 プロジェクト・バンドル以外の場所に保存されて いる、ローカル・システム上のメディア・ファイ ルに、プロジェクトをリンクすることができます。 その場合、リンクされたメディアはクラウドに同 期されたままになりますが、ローカルのプロジェク ト・メディア・キャッシュにはコピーされません。13 16 完了したら[OK]をクリックします。 17 メディアをコピーまたはコンソリデートするときは、 メディア・ファイルを保存する場所を選択します。
ドラッグ&ドロップ操作によるセッションの
インポート
セッション・ファイルを現在のプロジェクトにドラッグ して、オーディオ・ファイル、ビデオ・ファイル、MIDI
ファイル、クリップ・グループ・ファイル、REX
ファ イル、ACID
ファイル、トラック、セッション・データ のインポートとスポットを行うことができます。•
セッションをクリップ・リストにドラッグすると、その セッションのすべてのクリップがインポートされます (トラックはインポートされません)。• Pro Tools
のトラックにセッション・ファイルをドラッ グして、トラックをインポートすることができます。• Pro Tools
のトラック・プレイリストにセッションを ドラッグすると[セッションデータをインポート] (Import Session Data
)ダイアログが開き、インポートするトラックと属性を選択できます。インポートした セッション・データは、プロジェクトのタイムラインに セッションをドロップした位置から適用されます。 トラックとその他のセッション・データをドラッグ&ドロップ してインポートするには: 1 ワークスペース・ブラウザを開きます。 2 以下のように、
Pro Tools
のセッション・ファイル、AAF
シークエンス、またはOMF
シークエンスを現在 のプロジェクトにドラッグします。•
既存のトラックにドラッグし、そのトラックのデータ を上書きします。Shift
キーを押しながらドラッグす ると、現在のトラック・プレイリストがインポートさ れたトラック・プレイリストに置き換わります(Shift
キーによって[セッションデータをインポート]ダイ アログの設定が事前に決まります)。•
編集ウィンドウの空いている場所にドラッグして、イン ポートするセッション・データ用の新規トラックを作 成します。•
[セッションデータをインポート](Import Session
Data
)オプションを設定します。プロジェクトの保存
プロジェクトに参加しているいずれかのユーザーが変更 内容をアップロードすると、そのプロジェクトが保存さ れます。すべての変更内容のアップロードとダウンロー ドが実行されるまで、ローカル・キャッシュには、ロー カルの作業用コピーとクラウド・バージョンが個別に保 存されます(他のユーザーが編集したバージョンも個別 に保存されます)。セッションをプロジェクトとして保存する
Pro Tools
では、セッションのコピーをプロジェクトとし て保存することができます。セッションをプロジェクト として保存することにより、既存のセッションをプロ ジェクトに変換して、オンラインでコラボレーションを 行うことができます(元のセッションは、参照用として 使用できます)。 セッションのコピーをプロジェクトとして保存する前に、 割り当てられているオンライン・ストレージの容量と使 用可能な帯域幅を確認する必要があります。たとえば、 サイズの大きなファイル内のごく一部のオーディオだけ を参照するクリップで作業を行う場合は、それらのク リップを統合することをお勧めします。ご使用のイン ターネット接続の速度が非常に速いものでない限りは、 サイズの大きな参照ファイルのアップロードに時間がか かる場合があります。サイズの小さなファイル・クリッ プのアップロードとダウンロードは、比較的短時間で完 了します。通常は、すべての代替プレイリストを共有する 必要はなく、トラックのメイン・プレイリストを共有す るだけで十分です。可能な限り余分なものを省いてから、 セッションをプロジェクトとして保存することをお勧め します。こうすることにより、プロジェクトに参加して いるすべてのユーザーの作業時間とオンライン・スト レージ領域の節約につながります。 セッションのコピーをプロジェクトとして保存するには: 1 対象のセッションをプロジェクトとして保存するた めの準備を行います(たとえば、余分なファイルを セッションから削除する、サイズの大きなファイルの 一部だけを参照するクリップを統合する、などの作業 を行います)。 2 プロジェクト内で必要になるトラックだけを選択し ます(任意)。 インポートしたトラックのソース・メディアが使用 できない場合や、対応するアウトプット・パスが現 在のプロジェクトに含まれていない場合、インポー トしたトラックは非アクティブな状態になります。14
3
Pro Tools
で[ファイル](File)>[サインイン](SignIn)を選択して、
Avid
マスター・アカウントにログ インします。4[ファイル](File)>[コピーを保存](Save Copy In)
を選択します。 5 [コピーを保存](
Save Copy In
)ダイアログで、[フォー マット](Format)を[プロジェクト](Project)に設 定します。 6 セッション・パラメータに必要な値を指定します。帯域 幅とストレージ領域を節約するため、セッションを プロジェクトとして保存する際に、サンプル・レート とビット・デプスに低い値を指定することをお勧めし ます。 7 コピーする項目を選択します。セッションをプロジェ クトとして保存するたびに、すべてのオーディオ・ファ イルが保存されますが、トラックについてはメイン・ プレイリストだけが保存されます。レンダリングされ たエラスティック・オーディオ・ファイルについては、 コピーしないことをお勧めします。8 [選択したトラックのみ](Selected Tracks Only)オプ ションを有効にします(任意)。 9[OK]をクリックします。
プロジェクトをセッションとして保存する
Pro Tools
では、プロジェクトのコピーをセッションと して保存することができます。オンライン・プロジェク トでの作業が完了したら、そのプロジェクトをセッショ ンとしてローカルにアーカイブし、元のプロジェクトを 削除します。こうすることにより、Avid
クラウド・アカ ウントのクラウド・ストレージ領域を解放することがで きます。 プロジェクトのコピーをセッションとして保存するには: 1 共有トラックに対するすべての変更を承認または却 下します。2[ファイル](File)>[コピーを保存](Save Copy In)
を選択し、[コピーを保存](
Save Copy In
)ダイアロ グで[フォーマット](Format)を[セッション(最新)] (Session (Latest))に設定します。 3 セッション・パラメータに必要な値を指定します。 4 コピーする項目を選択します。オーディオ・ファイルと ムービー・ファイル/ビデオ・ファイルは必ずコピーさ れることに注意してください。 5[OK]をクリックします。 セッションのコピーをプロジェクトとして保存 プロジェクトのコピーをセッションとして保存15
プロジェクトのメタデータ
Pro Tools
には、プロジェクト用のメタデータ・インスペ クター・ウィンドウが用意されています。このウィンドウ を使用すると、セッションのメタデータ(アーティスト、 コントリビューター、サンプル・レート、ビット・デプス、 場所など)の表示や編集を行うことができます。一部の プロジェクト・メタデータは表示専用で、編集すること はできません。たとえば、メタデータ・インスペクター に表示されるプロジェクト所有者の情報は、表示専用 データです。メタデータは、プロジェクトとともに保存 されます。プロジェクトのメタデータは、Pro Tools
のブ ラウザ・ウィンドウにも表示されます。 メタデータ・インスペクターを開くには: [ウィンドウ](Window)>[メタデータインスペクター] (Metadata Inspector)の順に選択します。メタデータ・インスペクター・ウィンドウ
メタデータ・インスペクター・ウィンドウには、プロジェ クトに関する以下の情報が表示されます。編集可能なメ タデータもあれば、表示専用のメタデータもあります。 プロジェクト名(Project Name
)プロジェクトの名前 が表示されます。 プロジェクト所有者(Project Owner
)プロジェクト 所有者の名前が表示されます。 タイトル(Title
)セッションやプロジェクトとは別の名 前をタイトルとして入力します。 アーティスト(Artist(s)
)セッションまたはプロジェ クトのアーティストの名前を入力します。複数の名前を 入力することができます。 コントリビューター(Contributor(s)
)セ ッ シ ョ ン ま たはプロジェクトのコントリビューターの名前を入力し ます。複数の名前を入力することができます。 サンプルレート(Sample Rate
)セッションまたはプ ロジェクトのサンプル・レートが表示されます。サンプル・ レートは、ワークスペースでも表示することができます。 ビットデプス(Bit Depth
)セッションまたはプロジェ クトのビット・デプスが表示されます。ビット・デプスは、 ワークスペースでも表示することができます。 場所(Location
)セッションまたはプロジェクトがレ コーディングされた場所を入力します。 作成日(Date Created
)セッションまたはプロジェク トの作成日時が表示されます。作成日は、ワークスペース でも表示することができます。 修正日(Date Modified
)セッションまたはプロジェ クトの最終変更日時が表示されます。修正日は、ワークス ペースでも表示することができます。BPM
セッションまたはプロジェクトのテンポまたはテン ポの範囲が1
分間あたりの拍数で表示されます。BPMは、 ワークスペースでテンポとして表示することもできます。 プロジェクト情報が表示されたメタデータ・インスペクター・ ウィンドウ16